塩素系洗剤の真実【選び方と使い方】

清掃業をやっていると必ず聞かれるのが

「洗剤ってどれが良いの?」

これは良く質問されます。以前お勧めの洗剤の記事を書きましたが、今回は塩素系漂白剤にスポットを当ててご説明したいと思います。

同じ内容のYouTubeも動画配信していますので是非チェックしてみて下さい!

塩素系漂白剤・洗浄剤とは?

大まかにキッチン系、トイレ系で分かれているかと思いますが、その中でもボトルタイプとスプレータイプに分かれます。

大手メーカーの物と量販店独自ブランドの物もありますし。

かなりの種類です。

正直…「何が違うの?」という感じでは無いでしょうか。

簡単に言うとアルカリ性洗剤に塩素が入っている洗剤です。成分の組み合わせは…

次亜塩素酸塩 : 水酸化ナトリウム : 界面活性剤

次亜塩素酸塩 → 塩素

水酸化ナトリウム → アルカリ剤

界面活性剤 → 油を分解する成分

基本の組み合わせはこれです。

キッチンブリーチもキッチンハイターもカビキラーも全て同じです。

全ての塩素系洗剤は中身は一緒

もちろん成分の配分などは違います。

他の同系統の製品に比べて金額が高い場合、グレードの良い薬剤を使っていたりします。

それ以外の違いは「泡立ち」やジェル状等の違いです。

泡立ちが強ければ流れ落ちる速度は遅いので、浸け置きに向いています。ジェルも同じ効果を狙っています。

違いはその程度です。

成分が基本一緒なのでトイレ用、キッチン用とありますが得られる効果は一緒なのです。

おすすめの塩素系洗剤

中身が基本的に一緒なのでメーカーやブランドはお好きな物で良いかと思います。

買物時の特売品を買っても良いでしょう。その方がお得です。

浸け置き用でボトルを一本

スプレータイプで一本

持っておけば十分です。

それをキッチンとトイレ、その他家のどこにでも使って大丈夫です。

漂白作用があるので色落ちなどには注意して下さい。

塩素系洗剤の使用期限

塩素の元「次亜塩素酸塩」は時間と共に効力が低下します。高温や日光にも弱いです。

明確に使用期限は設けられてはいませんが、通常の使用では一年以内。ウイルス等の対策に使用する場合は1ヶ月が使用期限の目安だそうです。

希釈した場合は濃度により薄くなればなるほど効力が続く期間は短くなります。

出来るだけ早く使い切る様にしましょう。

ちなみに塩素系漂白剤を使い自作の消毒スプレーを作った場合、ボトルは遮光容器の使用をお勧めします。

上にも記載しましたが、日光に弱い為です。

折角作った消毒スプレーが直ぐに効果が弱くなってしまわない様に注意しましょう。

まとめ

①塩素系洗剤はどれも成分が一緒

②塩素は時間が経つと劣化する

③おすすめはボトルタイプとスプレータイプがあればOK(メーカーは何でも良い)

いかがだったでしょうか?

塩素系洗剤を漂白や浸け置き為だけに使っていませんか?

実は家のありとあらゆる所で使用できてとても万能な洗剤です。

時間が経つと劣化する事を知って頂き、早めにどんどん使ってお家を綺麗にしてみましょう。

酸性洗剤との併用だけは注意して下さい。

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